Ⅰ部-Ⅱ 古代編 「銀のギリシャ世界」と「金のペルシャ世界」の戦い

世界最古の金貨がリディア王国で誕生した後、周辺諸国でコインが続々と鋳造されるようになっていきます。
紀元前500年~400年頃の地中海沿岸の世界の話になっていきます。

イスラエル王国やリディア王国を滅ぼした新バビロニアを次に支配したのが、 「アケメネス朝ペルシャ」
領土とすると、上の地図の通り、この当時の地中海沿岸では最大の領土を誇っていた帝国でした。

と同時に、西側の地中海沿いには、ギリシャが各ポリス(一つの都市)を連ねて戦いを繰り返していました。

この時代は、そう

「ギリシャ」対「ペルシャ」です

そして、この両国では対照的なコインの鋳造が行われていきました。

ペルシャは現在のトルコ、イスラエル、エジプト周辺から産出される大量の金で、良質な金貨を作ってきます。

一方で、ギリシャは銀が大量に産出されました。ですからこうした様々なデザインの銀貨が鋳造されます。

これらは、世界で最も有名な古代ギリシャの「フクロウ銀貨」です

戦いが強かったからこそ生き続けていた両国は、戦争を繰り返す。「サラミスの海戦」が最も有名な戦争の一つだと思いますが、この当時ギリシャ艦隊が使っていた船がこちら ※ウィキペディアより

こんな物凄い船が380隻もエーゲ海に浮かび、戦っていたというから、貨幣によってもたらされた経済の発展が大きな技術力の向上をもたらしたかを物語るような歴史の証であるといえよう。

戦争の結果はギリシャの勝利。ペルシャ帝国の侵攻が止まったきっかけになった。

「銀のギリシャ」が「金のペルシャ」に勝った!

これには、金銀交換比率によるギリシャへのマネーの流入という側面もありますが、これは文字にすると非常に分かりずらいので、セミナーor動画等でご覧頂けるとお分かりいただけると思います。

貨幣経済が国を強くも弱くもするという典型的な例だと言えます。

さて、このギリシャの銀は、ギリシャのアイギナ島や隣国のイタリア南部のシチリア島、他各所で様々なデザインの銀貨が鋳造されている。

 亀が可愛い!

イルカが可愛い!

馬車があった事の史実の証!

ライオンのドアップ顔(笑)

 

こうして、様々な銀貨がギリシャ周辺で鋳造され、経済の発展と共に文明が進化していくこととなります。

その後・・・紀元前330年頃、世界に激震が走ります!

続きは、次回・・・