第二章-2 中央銀行は何を?

◆中央銀行は何を?

日本の中央銀行は、日本銀行(日銀)です。

日銀だけではないですが、中央銀行の役割としては、FRBのところで解説した通り、物価の安定を図ることを通じて、経済の健全な発展をさせる事とされています。具体的には、民間銀行への貸出をする際の金利の調節や、通貨供給量を操作する金融政策を行います。金融政策は諸外国との為替、株式市場などにも影響を与えるので非常に重要な役割です。

日銀では具体的にどのようにお金が生み出されるのか?

図で解説していきたいと思います。

中央銀行でお金が生み出されるプロセスとは

  1. 政府(財務省)が「国債」という借用証書を発行します。

  2. 「国債」とは一つの金融商品で金利が付いています、そして日本政府が保証しているので世の中の金融商品の中では最も安全性の高いものだと認識されています。この「国債」を民間銀行などの金融機関が購入します(勿論円建て)。

  3. この「国債」を、日銀が買い取ることで、日銀はお金(日本円)を生み出します。

この生み出した日本円は、日銀当座預金という企業・国民が使うことが出来ない口座にて生まれます。

これが、中央銀行によるお金の創造です。

何故、わざわざ民間銀行を介すかのか? は、約70年以上前の戦後に起きた第二次世界大戦後に日銀が政府から直接国債を引き受け、極端なインフレを起こしたことが教訓(恐怖)となって直接引き受けは原則禁じられています。ただの妄想なのですが・・・。

この日銀による国債の引き受けが金融緩和で、現在の黒田総裁が就任してから積極的に実施してきた政策です。

300兆円以上のお金を5-6年で生み出したことになります。

このグラフやお金の規模を見て、ゾッとする国民が多いと思いますが・・・それでは次項へ