第二章-9 MMT(現代貨幣理論)とは?地動説&天動説?

◆MMT(現代貨幣理論)とは?地動説&天動説?

前項の国債暴落なんてしない、財政破綻なんて起きないという事は、きちんと経済の仕組みや簿記の仕組みを知っている方からすると常識です。
そして、財政破綻論者たちがビジネスとして様々な破綻本を出版することで儲けていたり、売名行為に使っている事もご存知です。
尚且つ、財務省がその諸悪の根源だという事もよくよくご存知です。
しかし、残念ながらまだ圧倒的にその理解されている人々の数が少ないという事も事実です。
何故ならば、前述の通り財務省のプロパガンダ(嘘)を大手メディアはそのまま発表します。間違ってアナウンサーや評論家が真実のことを言ってしまったら、それこそ財務省からの鉄拳が下されます。それで何人もの有識者達がTVに出れなくなったことや・・・。
TV局もそんな政府・財務省にたてつくようなことはしたくありませんから(財務省は国税を傘下に置いているので敵対視したら大変なことになります)、評論家たちも財務省のいわゆる御用学者達を揃えています。東大卒や京都大学教授などなど肩書が凄いので、みんな信じてしまう・・・。

さて、その評論家、財務省がヤバイ!と思っている事が最近起きました。

アメリカの経済学者達が発しているMMT(Modern Monetary Theory=現代貨幣理論)です。
この理論は簡潔に言うと、独自の通貨を持つ国の政府は、通貨を限度無く発行する権利を持っている為、債務返済が滞ってデフォルト(財政破綻・債務不履行)に陥ることは起こらない。したがって政府債務残高がいくら増加しても問題ない、という考え方です。
ここまで解説してきたまさに今の日本の状況の事です。
そしてこのMMT理論のまさに実験場になっているのが日本でその成功例だという意見も出ています。

一方で、この理論に批判を呈しているのは、アメリカの中央銀行にあたるFRB議長パウエルや日本の財務省、そして日銀総裁黒田氏、他様々ないわゆる御用学者達です。。
真実を言われてしまった時の人は慌てますよね。まさに今そのような状況で、批判の理論が筋が通っていないんです。通るわけがないのですが、だからこそ~~べき、とか危険であるとか、抽象的で感情的な表現を使う事で批判している状況が続いています。

この事は、世界のマネーの仕組み=国家構造そのものを変えてしまうような物凄い大きなことが起きていると認識してよいかと思っています。
何故ならば、今まで政府債務はダメ、節約する!赤字になったらその分、税金を上げる。景気が回復して税収が増えたら少しは緩和しても良いかな。というロジックで基本世の中のお金というものは、政府が国民・企業から税金を徴収するという仕組みであり、それは日本国憲法にもある国民の義務の一つ納税の義務である。しかし、このMMT理論は、拡大解釈そして極論を言うと、そもそも国民企業は納税をする意味があるのか?という事にもなってしまう。
勿論、税金は納める必要がある。そうしなければ経済のグリップを利かすことができなくなってしまうから。しかし、理論的には納税する必要は無い。何故ならば、MMT理論は、今の日本やアメリカのように、自国の独自通貨を持つ国は、お金を無限に生み出すことが出来るわけですから、税金という収入が無くとも政府・財政は破綻しない。
税金を0にして、政府が発行する国債を日銀が買取し、お金を政府が民間に様々な投資、発注する事で、世の中にお金と需要を創り出していく。それだけで民間企業・国民は所得を稼ぎ、納税しなくても良い。政府は債務が増えていくけれども、破綻しない。それこそ日銀が国債を買い取ることでor永久国債(=永久に返さなくて良い)などにすればよいだけ。こうやって「政府」がお金を生み出し、「政府」が民間に仕事を与える、そして国民は所得を稼いでいく。税金がないから、国民は自分たちが好きな物を買い、サービスを受け、それこそ海外旅行に行ったりと今までには出来なかった事ができるようになる。
国家の公共投資としても、道路、水道、電気など全て政府がお金を発行し、民間企業に発注しきちんとした国土強靭化をしていく。勿論高齢者への社会保障も政府支出で民間に受注する。

何か問題があるでしょうか???

この概念は、約500年前の大航海時代に起きた、天動説と地動説の論理と一緒です。
元々地球が宇宙の中心であったとする天動説、紀元前400年頃から約1900年間信じられていたものが、コペルニクスによって唱えられた地動説、地球は太陽の周りを回っていた・・・。そんな事が、今このお金の仕組みという事項で起きようとしています。

今まで税金は払うもの、憲法にもあるから、と信じていたもの
これが実際は
税金は払わなくてもよいものであった、となったら・・・どうでしょうか。

100年後の教科書に、書かれているかもしれませんね。

地動説と天動説のようだった、と。