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高野山に行ってきました

高野山に行ってきました

こんにちは、西村です。

皆様お盆はどのようにお過ごしになられましたでしょうか?
私西村家は実はお墓がなく、未だかつてお墓参りというものをしたことがありません。それもあってか、お盆というものが何なのかここ最近まで知りませんでした(笑)

何故、カレンダーには祝日ではないのにほとんどの企業が休みを取るんだろう・・・と。前職の小売業ではまさに最後の夏物の売り尽くしSALEで各店に販売応援に行ったり、8末の全店長会議の資料を本社に籠って寝ずに作ったりしていました。

さて、そんな私ですが、友人に高野山行かない?と数か月前に言われ、お盆は会社もお休みなので良いよ、と軽く言っただけで、何があるか全く知りませんでした。

四国のお遍路の終着地点?弘法大師、空海がいる場所?くらいです。
聞くと、関西の方々にとっては、そして特に知識層の方々にとっては馴染みの深い場所で、昨日もお会いした神戸の方は4回も行っているそうですが、関東からは遠いこともあって、まずどこ?三重?和歌山?奈良?ん?という感じです。

8/11社会人にとってはお盆=夏休みのまさに初日、東京駅から新幹線で向かいましたが、お盆という事を忘れており、自由席で行ったのですが東京駅で約1時間待ち・・・。

そして、乗ったは良いが、新大阪まで立ちっぱなし・・・汗
そこから、在来線を乗り継ぎ、最後にケーブルカーに乗り、高野山に到着。そこからさらにバスに乗って宿坊のある蓮華定院にようやく到着。

家を出てから約7時間・・・。時間だけ考えると香港に着いてしまう・・・笑

さて、そんな高野山。今回案内して頂いた友人は既に6回も来ており、いろいろと電車の中で教えてもらいながらでしたが、来てみて、回ってみてビックリです!

わずか1泊の時間でしたが、人生観が変わるというのはまさにこういう事!

まず、宿泊させて頂いた蓮華定院は真田幸村が幽霊していた宿坊。まず、そんなところに泊まれてしまう!?

その江戸幕府時代にはこの高野山には約3000名の坊さん、2万人が住んでいたという、標高約1000mにあるちょっとしたお寺、神社・・・ではなく天空の街でした。

そもそも、高野山とは紀元後約800年頃に嵯峨天皇から空海に譲られた8つの峰々に囲まれた結界を張られた天空の場所であり、仏教の聖地と言われるも、様々な宗教を認めた非常に寛容な宗教の聖地であると言えます。これは、恐らく空海がその当時中国に渡り、中国語、サンスクリット語(古代インド語)をマスターしていたと言われており、当時の本場の仏教(密教)を中国(長安)にて教えを譲り受けている、当時からグローバルな?もしくは密教という教えが寛容性のある宗教であったことからなのか、いずれにしてもすべてを受けれるような、そして全ての人は宇宙と繋がっており・・・という現代の瞑想での教えでよく聞かれる言葉がこの密教の教えから発せられます。

江戸後期の高野山地図

そして、今では下記の名だたる武将や一流企業のお墓が何十万(今は30万基以上といわれているようです)と山奥(奥の院)の2㎞の道なりに続きます。

一例(織田信長、豊臣家、徳川家、明智光秀、石田三成、伊達政宗、武田信玄・勝頼、上杉謙信)

その間、樹齢400-600年と言われる大木が左右に何十本と続き、いったいここは何???と思えます。と思いきや、各現代企業のちょっと変わった形のこれ冗談?といったお墓もあります。

 

そして、その最後には天皇家のお墓もあり(立ち入り禁止ですが)、その最後に弘法大師が今も座禅を組んで瞑想していると言われている場所にたどり着きます。
物凄い厳かな雰囲気の中、手を合わせ、そして樹齢数百年の大木に手を当て、真夏にひんやりとした空気の中、静かな空間をひたすら歩いていきます。

その奥の院を出て、バスとケーブルカーを乗り継ぎ下山すると、行きと全く違う自分がいました。
それが何かは分かりませんが、明らかに何かが変わった感覚を覚えました。
※ちなみに定期的に私の体のメンテンナスをしている方に見てもらったら、あまりの変りぶり(勿論良い状態に変わっている)に驚いていました

そして、また思います。何故歴代の戦国武将たちが、そして名だたる企業の墓がここにあるのであろう?

世界を見渡してもこんな場所はほとんどありません。

近しいとするならば、ローマ皇帝の墓が多数あるヴァチカン、もしくはロンドンのウェストミンスター宮殿くらいでしょうか。しかしいずれも、王家や偉人と呼ばれる方々だけのお墓で一般人は入れません。
高野山の墓地は一般人でも入れるのです。
その誰でも受けいれるという寛容さ、空海の教え、密教の教え、しかしそれを知らなかった私。ちょっと恥ずかしくなりました。
それは、その高野山に訪れていた人の半分以上が外国人(アメリカ、ヨーロッパ各国、中国全世界中)だったからです。

私は、最近様々な国々で宗教を含めた国家の歴史に触れてきました。イギリスはもちろん、フランス、イタリア、ヴァチカン、イスラエル、アルメニア・・・。
アンティークコインとは、その国家で使われるお金や記念として作られた国家の証であり、支配者(国王など)の証であり、歴史であり、史実の証です。そして、そこには必ず宗教が密接に関連し、その支配者たちが変わり、国家が変化していきます。
その変貌と歴史を物語るのがアンティークコインです。
残念ながら、空海のコインは知り得ません。もし存在するのであれば教えてください^^

国の支配者ではないので、コインは存在していないと思います。
そうです。コインだけが歴史ではありません。
しかし、ヨーロッパを中心とした知識層、貴族層が2000年以上歴史を学び、経済、組織、国家論を学んでいたツールの一つがこのアンティークコインであるという事は間違いありません。(その欧米各国の方々も既に高野山を調べ来ている・・・ちょっと焦り、恥ずかしくなりました。)
その歴史に触れることは書籍や今であればネット検索で出てきます。また各美術館に行けば実際にその現物を見ることが出来ます。しかし、その歴史を手元に置きその時代や国王を感じることが出来るのがこのアンティークコインの醍醐味だと思います。
まだまだ私も、アンティークコインに触れて5年足らずですが、今後一生このコインを調べ、探し、歴史に触れながら、資産と知恵を増やしていきたいと思います。
今後も、様々な形でコインのご紹介をしていければと思います。