表面 : ライオンと牡牛が向き合っている (古代における“太陽と月”を象徴したという説あり) |
裏面 : インキューズ (表面に浮き彫りにされた意匠が、そのまま裏面に凹んで打刻されているもの) |
基本情報
発行年度 : B.C.561〜B.C.546年
発行枚数 : 不明
規格 : 重量約10.77g/直径約19mm
価格 : ASK
出現頻度
世界的なオークションにおいても年に1度出るかどうかのグレードであり好調な推移をしている。
MS★Heavy 5/5、5/5
2018.8:$144,000(1800万円程度)
MS★Heavy 5/5、4/5
2018.1:$132,000(1640万円程度)
GEM MS Light 5/5、5/5
2018.8:$132,000(1640万円程度)
2017.1:$88,125(1094万円程度)
お問い合わせMAIL:info@unvcoin.com 電話:0120-773-101
(受付時間 10:00-18:30 土日定休)
リディア金貨の魅力
リディア王国とは
リディア王国とは、四国分立時代の小アジア(現在のトルコ西部)にあった王国のこと。都はサルデス。前612年にアッシリア帝国滅亡した後の四国分立時代の一つで、商工業が発達し、前7世紀に世界で最初の貨幣を使用したことで知られています。リディア王国はイオニア地方にも隣接し、ギリシャ文化にも大きな影響を及ぼしました。
特にこの王国が最も繁栄した時代の国王・クロイソス。彼は莫大な富を得るとともに、通貨体系や通貨制度の発明/整備したとされています。金と銀の交換レートは金1グラムにつき銀13.3グラムに相当しました。交換比率をコントロールすることで、コインを数多く流通させ、巨万の富を蓄えたと伝えれらています。
その繁栄は古代世界の語り草になり、現在「大金持ち」表す慣用句として「rich as Croesus」または「richer than Croesus」(クロイソスのような富豪)というものが残っているほどです。
リディア金貨を展示している博物館
世界最古の金貨ということもあり、世界中の博物館で展示されています。
大英博物館
(参照:The British Museum/大英博物館_HP)
ボストン美術館
(参照:Museum of Fine Arts Boston/ボストン美術館_HP)
しかしながら、実はこれらの展示品より、市場に出現するコインの方が状態がいいものも多く、
今回ご紹介の一枚も、まず展示されることは無い高鑑定品となっております。
約2500年も前に製造された博物館級の貴重なコレクター垂涎の希少コインです。
権力を象徴する「ライオン」と富の象徴の「雄牛」が描かれたその姿は、人類の歴史を今に伝えます。
この先に次はいつ
見ることができるのかとだれもが思う出現頻度の少なさはオークションレコードを塗り替える要因ともなります。
古代コインの評価について
古代コインはSTRIKE=打刻の状態 5/5(満点)・SURFACE=表面の状態 5/5(満点)により5段階で評価されます。
そのほかにも
FINE STYLE(コインの摩耗や打刻・表面の状態のグレードとは別に、特に芸術性が高く、美しい1枚と認定された場合のみつけられる)、
MS(MINT STATEの略。準未使用のグレードの中でも、特に状態が良いコインにつけられる)、
Ch(CHOICEの略。選りすぐられたもの、極上品といった意味がある)、
GEM(宝石のような美しさ。MSよりも更に状態が良いコインにつけられる。グレード65~70相当)といった表記がつく場合があります。
今回、ご紹介する金貨は、GEM MSがついており、STRIKE, SURFACEともに満点の最高鑑定です。
紀元前に作られたとは思えないほど美しいコインを片手に、ロマンを感じていただければ幸いでございます。
お問い合わせMAIL:info@unvcoin.com 電話:0120-773-101
(受付時間 10:00-18:30 土日定休)