皆さま、こんにちは。
先日のブログをご覧いただけましたでしょうか?
第7問の答えです。
Q,イギリスで初めて作られたギニー金貨は1663年、大型の5ギニー金貨は1668年いずれもチャールズⅡ世を描いたものである。

正解は、〇です。
宗教戦争の続くイングランド、ヨーロッパ各国にあり、軍人オリバー・クロムウェル(ウィキペディアに遷移します)から王政復古でチャールズⅡ世(ウィキペディアに遷移します)が、王座を奪います。

『Portrait of Charles II in Garter Robes』by John Michael Wright
王家の威厳を図る意味もあってか、国王の肖像を描いた統一通貨制度(=ギニー通貨制度)を施行することで、国内の経済の安定化を図りました。これが他国との国力の大きな違いになっていき、100-200年後の大英帝国につながっていきました。
その歴史を熟知しているからこそ、イギリス人はこの時代のコインは歴史的貴重品として位置づけられ、現在人気の高い£金貨とは比較にならない想いを持っています。
それを象徴するように、1ギニー金貨の初年号1663年はXFグレードで$27,500、この価格帯は3年前の1826年ジョージ4世5£金貨(150枚)の$25,000よりも高いことが分かります。
そして、第8問!
Q, 1700年代女王アンの時代、イングランドとスコットランドが合併したグレートブリテン王国が誕生した1707年(実際には1706年)を境に、アンの5ギニー金貨の裏の紋章はそれまでのイングランドを表す(ライオン3つ)紋章とスコットランドを表す(ライオン一つ)紋章が一つになる。

クイズの正解は、またブログで発表いたします!