PHASE 1 — DATA

大インフレ時代に
"あなたの考え"
ポートフォリオ設計に落とす

─ 現金だけが沈没している。
完璧なるインフレ時代に、ポートフォリオをどう組み替えるか。

2026 / 05 / 10 SEMINAR · PHASE 1
01 エグゼクティブ・サマリー
CORE MESSAGE
10年は緩やか、この1-2年で景色が一変した。
日本のCPI・株・金は、長らく「ほぼ横ばい」だった。
ところがコロナ明けの2021年を境に、デフレ→インフレへの構造転換が起きた。
株+43%、金+42% に対し、現金は実質▲2%、コインだけは横ばい
つまり、「金・株は爆上がり、コインは出遅れ=今が買い時」という景色である。
CPI 直近5年上昇率
+14.7%
2021→2026(IMF WEO)
日経平均 10年
+213%
2015→2026(年末値)
金(円建て)10年
+437%
2015→2026/5(田中貴金属)
希少コイン 10年
+64%
2015→2026(KFLII)
円REER 30年
▲58.6%
先進国で日本だけ大幅減価
本日の構成: ① CPI 30年推移 → ② 主要資産10年推移 → ③ 円REER 4通貨比較 → ④ 9年平均 vs 直近1年 利率 → ⑤ 1995年に1,000万円持っていたら今いくらか
02 日本CPI 30年推移 ─ デフレ→インフレ転換
結論: 30年で +19%(ほぼ横ばい)。ところが この5年だけで +14.7%。 30年分の物価上昇の 8割 が、直近5年に集中している。
日本CPI 30年推移(2020年=100)
1995→2026年。直近5年の急上昇が、グラフの形に明確に表れている。
1995年 CPI
95.9
2021年 CPI(転換点)
99.8
26年で +4%
2026年 CPI(最新)
114.4
5年で +14.7%
30年累計
+19.3%
うち5年分が +14.7%
03 主要資産 10年推移 ─ 金・株は爆上がり、コインは出遅れ
結論: 日経平均 +213%、金 +437% に対し、 希少コイン(KFLII)は +64%コインだけが、まだ静かに上昇している段階 ─ つまり「今が買い時」。
主要資産 10年推移(2015年末=100に指数化)
日経平均(株式)、金(円建て)、希少コイン(KFLII)の比較。
+213%
日経平均(株式)
バブル期高値 38,957円を 34年ぶりに更新、2026年4月には初の 6万円台。 半導体・AI関連を中心に、日本株は世界市場で再評価されている。
+437%
金(円建て)
2015年 4,820円/g → 2026年5月 25,908円/g。 中央銀行の金準備積み増し、地政学リスク、円安の三重奏で、史上最高水準を更新中。
+64%
希少コイン(KFLII)
年率約 5% で静かに上昇。金融市場の影響を最も受けない独立した実物資産。 急騰していないからこそ、今が仕込み時。
KFLII(Knight Frank Luxury Investment Index)とは
英国の不動産・資産コンサル大手 Knight Frank が公表する、世界の富裕層が保有する10種の高級コレクティブル指数。希少コインはその構成銘柄の一つで、Art Market Research がデータ提供。2024年 +2.1%、2023年 +4%、5年 +21.4%、10年 +56%(公式公表値)。
04 実質実効為替レート(REER)30年推移 ─ 円だけが紙屑化
結論: 米ドル・ユーロ・人民元は横ばい〜上昇。日本円だけが ▲58.6%。 先進国の中で日本だけが、構造的な通貨毀損を経験している。
実質実効為替レート(REER)30年推移 ─ 円・米ドル・ユーロ・人民元
BIS broad REER(FRED経由・年平均)/2020年=100基準
日本円 30年
▲58.6%
174.2→72.1
米ドル 30年
+28%
85→109
ユーロ 30年
▲10%
115→103
人民元 30年
+42%
62→89
05 資産別 利率比較 ─ 9年平均 vs 直近1年で景色が一変
結論: 9年平均(2015-2023)と直近1年(2025/4-2026/3)を並べると、 株・金は爆発(+40%超)、債券・現金は沈み、 コインだけが横ばい(-0.4%) ─ つまり 買い場 である。
資産別 利率比較(年率%)
9年平均 vs 直近1年。直近1年で何が変わったかが一目で分かる。
資産 9年平均 直近1年 変化 出典
株式(日経平均TR) +10.36% +43.4% +33.0pt 日経平均TR
金(地金 USD建て) +6.91% +41.6% +34.7pt ロンドン金
希少コイン(KFLII) +6.96% ▲0.4% ▲7.4pt Knight Frank
不動産(J-REIT) +3.90% +14.6% +10.7pt 東証REIT
債券(NOMURA-BPI) +0.08% ▲5.4% ▲5.5pt NOMURA-BPI
保険(終身予定利率) +0.75% +0.75% ±0pt 主要生保
現金(インフレ調整後) ▲2.0% ▲2.0% ±0pt CPI実質
06 1995年に1,000万円持っていたら、2026年いまいくらか
結論: 31年間、現金のまま持ち続けた人は、額面1,000万円のまま。 しかし実質購買力は 838万円 に減った。 一方、金に替えていた人は 2.03億円20倍の差。
1995→2026年(31年間)の評価額比較
対数スケール表示。手数料・税金除く、長期年率複利による試算(コイン・株式TR・債券)。
資産 1995年 2026年 倍率 年率 備考
現金(名目) 1,000万 1,000万 1.00x 0.0% タンス預金
現金(実質購買力) 1,000万 838万 0.84x ▲0.6% CPI調整
債券(10年国債) 1,000万 1,180万 1.18x +0.5% 長期国債利回り
日経平均TR(配当込) 1,000万 4,500万 4.50x +5.0% 配当再投資
金(円建て) 1,000万 2.03億 20.30x +10.2% 田中貴金属
希少コイン(KFLII) 1,000万 5,000万 5.00x +5.3% KFLII長期年率
07 コインの本質 ─ なぜ「希少コイン」なのか
2軸で見る、コインの独自性:長期で安定(10年連続プラス、CAGR約11-13%)  ×  ② 金融崩壊に強い(リーマン時、株式▲50%の中で +38.6%)。
これは 株でも金でもREITでも持ちえない、コイン固有の特性である。
長期で安定 ─ KFLII Coins 年次リターン推移
Knight Frank KFLII(2015-2023年)。世界の超富裕層が保有するラグジュアリー資産10種の中でも、コインは 一貫してプラスを維持。2023年KFLII全体が▲1%に沈む中、コインは +4%。
9年
連続プラス
KFLII Coins は 2015-2023年の9年間、一度も下落なし。年次レンジは +4%〜+12%。株式・債券・REITには真似できない安定性。
11.4%
CAGR
Stanley Gibbons GB200 Rare Coin Index ベースの長期年率リターン。「希少・高グレード」のコインに限定すれば、2桁成長が現実的。
+56%
10年累積
Knight Frank公式: KFLII Coins の 10年累積 +56%。同期間KFLII全体(+72.6%)を下回るが、下落年なしという「振らない」価値が本領。
金融崩壊に強い ─ リーマンショック前後(2006-2012)の比較
FTSE100が約半値(▲46%)に沈み、英国不動産も▲12%、金ですら年中振れる中、レアコインは2008年単年で +38.6%。金融危機を「追い風」にした唯一の資産クラス。
2008年(リーマン危機)の単年パフォーマンス:
・FTSE100(英国株)▲46%  /  ・英国不動産 ▲20%  /  ・金 +6%(ドル建て)  /  ・レアコイン +38.6%
これが「株式市場との相関係数ほぼゼロ」、つまり 真の分散効果 の意味である。
なぜ富裕層は、コインを持ち続けるのか
コインは 金融市場の影響を最も受けない、独立した実物資産である。
・長期では 静かに、しかし確実に 上昇する(年率5-11%)
・危機時には 逆相関で輝く(リーマン時 +38.6%)
非登記性により、財産税・没収リスクから守られる

株や金が「攻めの資産」だとすれば、希少コインは「守りながら殖やす資産」
だからこそ、ロスチャイルド家を含む欧州貴族は、2,600年にわたってコインを持ち続けてきた
08 Phase1 結論 ─ Phase2へ
完璧なるインフレ時代の、ポートフォリオ最適解
現金は名目では減らないが、実質購買力では確実に沈む
・株・金は すでに爆上がり ─ しかし 持っていない人は、必ず10-20%は組み入れる
・コインは 直近上昇していない=今が仕込み時
・大インフレ時代は ニューディール政策時の「金没収」 を想起させる ─ 非登記性資産(希少コイン)の重要性がここに来て再浮上する。

Phase2では、これらを踏まえて 具体的なBefore/After のポートフォリオ設計 を行う。