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第二章-5 日本政府の推進する国民を貧困化させる経済政策とは

◆日本政府の推進する国民を貧困化させる経済政策とは

経済という言葉は、経世済民の略語とも言われます。中国の古典の言葉ですが、経世済民は、「世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」の意味になります。その通りで、経済とは国民の生活をすくい、豊かな生活を促すことだと理解できると思います。

そして、政府の役割とは何なのか?

このように、企業国民に国家で生活をする上においてのサービスを、それは基本的人権を尊重する日本国憲法に基づいた国民の生活を守る事だと理解していますが、果たして・・・。

それでは本題に。
現在の日本政府が推進している主な経済政策は以下の通りです。

・金融緩和
・緊縮財政
・消費税増税

しかし、アベノミクスと呼ばれる政策は、元々以下の通りです。
デフレの克服を命題として、

・大胆な金融政策
・機動的な財政運営
・民間投資を喚起する成長戦略

そして今現在は下記の通り

・希望を生み出す強い経済(=GDPの向上)
・夢をつむぐ子育て支援
・安心につながる社会保障

よって、「金融緩和」これは日銀に国債を引き受けてもらう事で、実施されました。前述の通りです。

「財政」これが大問題です。※政府が言う「歳入」と「歳出」のバランスを取らなければならないから、「歳出」を抑制するという事では決してありません!!!
機動的な財政運営=GDPの向上を目標とした政策なんですが、はっきり言って希望的観測を言葉だけ言って、実際にやっている事はその逆です。
それも全くの真逆です!

財政とは、「国や地方公共団体が行う経済活動」であるとありますが、要は「政府」が「国の財務」を機能的に動かすことで経済活動を行う事です。そして、GDPを上げる!と言っているわけですから、その為に必要な事は何か?
これが財政出動です。

財政出動とは、「日本政府」がお金を生みすこと

そしてその生み出されたお金を実体経済に対して経済活動を実施するという事です。
「国民・企業側」はお金を生み出すことは出来ません。国民企業側は需要の創出と供給の創出です。
そして、いま日本は長い間デフレ=需要が足りていない訳です。
ですから、この需要を創り出すことが、今最も政府が実施するべき経済政策です。
もう一度言いますが、市場に任せていた(政府が財政出動などの介入しない)状態で長い間デフレになってしまっている日本をデフレ脱却する為に、「政府」がやるべきことは何でしょうか?
財政出動=お金を創り出し、公共投資を民間にさせる事で、その民間企業は需要の生まれた活動範囲で仕事という供給を実施し、所得を稼ぐ。これを1企業だけではなく、様々な分野にて様々な企業に対して政府がお金を作り、民間の仕事を作り、企業業績を上げることで、従業員の所得を上げるように“やり続ける”という事です。所得が上がり、物価が緩やかに上がるまで。
これをやったのが、日本では高橋是清や、海外ではルーズベルト大統領のニューディール政策や第一次世界大戦後のドイツのヒットラーがいます。特にヒットラーはよくユダヤ人の大虐殺で極悪人として登場しますが、第一次世界大戦で焼け野原になったドイツを第二次世界大戦までの10年強で見事復活させた張本人です。

ヒットラーは何をやったのか?財政出動です。

政府がお金を発行し、民間に仕事をさせ、所得を得る。またお金を作り仕事を与えて所得を得る。これをやり続けたんです。特にヒットラーは。ヒットラーで拒否反応を覚える方もいらっしゃるかと思いますが、現実としてNHKスぺシャル映像の世紀などでも紹介されていますのでご覧になってみてはいかがでしょうか。物事の判断は、見た目の印象だけではなく様々な角度から見ることで本質が見えてきますよね。

しかし、こういった財政出動=政府がお金を創り出すという事は、政府が借金をするという事→日本の財政状況がとんでもなく酷い状態になっているのに、更に借金をするなんて、とんでもないことだ!経済の素人が何を言ってるんだ!という声が聞こえてきそうです(笑)

こういう情報を新聞、TVなどで見たことがあると思います。

これ全くの大嘘なので、これから論破していきますね。

ということで、日本は今政府は国民に対してお金を生み出さないんです=これが緊縮財政です。
財務省の言い方としては、プライマリーバランス(PB)の維持。
政府の歳入と歳出のバランスをとっていきましょう!ということです。
確かに、入ってくるお金と支出するお金のバランスを取らなければいけませんよね、家計なら。

・・・さぁこれが、財務省のテクニックです。

分かりましたか?国民を騙すそのテクニックが。

次項から更に解説していきます。