コロナによる「急膨張」の債務マネーと「価格」で安全すぎるゴールドの危険性
前回から引き続きまして、コロナによって作り出された世界の大きな流れから、
マネーという虚像がどうなっていくのか?
この2020年代に保有すべき資産(ゴールドは!?)
という観点を見ていきたいと思います。
ご存じの通り、このコロナによって、強制的に経済をストップさせ、政府が国民に無償で給付するという行為を全世界中が一斉に実行しました。世界中の中央銀行も右にならえ!として一斉に債務を膨張させました。
FRBの総資産推移
FRBの総資産とは、簡単に言えば、$という通貨の総量を示すと言えると思います。
それが、この数か月で、一気に1.5倍以上に膨れ上がりました。
ご存じの通り、これが給付金と共に株式市場を支えている最も大きな要因です。
さて、これだけ通貨の量が増えるという事は、通貨の価値が下がるという事。
しかし、$は極端なドル安にはなっていない。
これは、前述の通り、世界中の中央銀行が一斉に同じ事を実施したからだと理解できると思います。
そして、そうせざるを得ない。しなければ人が経済活動の停止と共に死んでいく・・・ので。
【事実確認】
コロナ発生 → 中央銀行が猛烈に通貨量を増やした → 通貨の価値は下がる
前述の通り、通貨価値が下がっていないのは、全世界的に通貨量を増やしたからで、逆に現物との対比を考えると、通貨価値は下がっている事が分かります。ゴールドの価値が上がっている、物価が上がっていく(今は需要が冷えているのでインフレにはなっていませんが)
現象面としては、上記のような流れですが、
これは彼らの意図するものであり、
中央銀行という彼らDSの中枢(=通貨発行権を持つ組織)が世界中で一斉に!という事は、今回のコロナの一つの目的がこれであった、という風に見ることが論理的だと思いますが、あくまでも私の妄想です。
それでは、何故彼らはこの政府債務を膨張させるような事をしたのか?
中央銀行、IMF等は今まで、今も 緊縮財政を訴え、日本では、財務省、財務省に逆らえない大手メディア、御用学者、池上彰などを使って、政府債務という単なるマネーの発行量を“国の借金が~”※三橋貴明さん風 と言い続けている。
個人的に、これは国民を騙しているという犯罪行為なのではないか?とず~っと思っています。何故なら、ご存じの通り、これで税金を上げていくわけなので=国民の罰金が増える
また、小泉、竹中に始まる日本政府の悪事の数々=日本の富を奪い、我々日本人の努力が所得として返らない仕組みを作り上げた彼らの功罪はひどいものですが、今日はこの件は割愛します。※波動が下がってしまうので・・・
何故彼らはこの政府債務を膨張させるような事をしたのか?
現在のお金の仕組みである、
中央銀行制度、政府が国債を発行して=政府が債務を負い、中央銀行がマネーを無から生み出す。そして金利を取る。国民は税金を徴収される。
しかし、このマネーの仕組みは、経済活動が常に大きく成長し続けることを前提に=成長を促す=馬車馬のように常に全力で働き進化し続けることが、「国民に求められた仕組み」だと言えます。
その成長はいったいいつまで続くことができるのか?
永遠の成長などあり得ない、という風に考えるのが普通なのではないでしょうか。いや、学校では、社会では常に成長し続けろ!と教わった(私はそのように教えられました)
しかし、本当にそうでしょうか?
そう言っていたのは彼らが作り出したこのマネーの仕組みであり、現在の資本主義経済システムの中で生かされている我々ゴイム(家畜国民)が生きていく為に彼らから教えられていたのが、この成長し続ける という事だったのではないでしょうか?
話がずれましたが、19-20世紀、確かに人類は大きな成長を遂げました。しかし21世紀に入り、生きていくのに必要なものが溢れかえりました。
そうすると人間は成長を止めます。よっぽど意識の高い、欲求が高い人々を除いて。
それによって、必然的に経済が鈍化してきた今があります。
だからこそ、政府債務は膨張を続け、全く出口が見えなくなってしまった・・・
よって、彼らは、ならば取れるものを取ってやろう!という方針に転換し、この数十年特に日本では様々な税率が上がっている事は周知の事実です。
そしてそれは利権を持っている人々が保有する金融資産や不動産や相続税などではなく、所得税や消費税、他〇〇税と名のつくものが増幅しています。
そして・・・
4割を超える税負担率となっている今・・・
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/019.pdf
そして、財務省はそれを正当化させる為に、その政府債務という単なるマネー発行量を持ってきて、潜在的な国民負担として表現する始末。
では、この債務マネーはいったいどこに行ってしまうのか?
短期的には
・金融資産 株、証券、債券 ここにしか行き着く先がありませんので・・・
ただ、だからこそ、この中央銀行制度という現在の仕組みをリセットする時、これら金融資産はどうなるのか?リセットが押される日まで大きな乱高下を繰り返していく事と思います。要は、大きく市場を振り回すことで、弱者を振り落とし、彼らだけが儲かること=ここでも格差を広げることをやっていく事と思います。
そして、リセットが押された時・・・その株式などの金融システム自体がなくなるという事は無いとは思いますが、把握されている資産になるので、リセット時に保有しているだけで大きな税金をかけられる(財産税等)可能性は大いにあるのでは!?
だからこそ、10億円以上の金融資産を保有している人々、そして利権を持つ人々はケイマン諸島のようにタックスヘイブン地域に資産を隠している訳です。パナマ文書で一部暴露され、その中にはイギリス王室エリザベス女王や日本の官僚の名前なども出たこともありましたが、すぐにメディアでは報道されなくなったことは、記憶に新しいことだと思います。
また、これらの事を理解している人々が、ある程度現物資産を持つようになってきています。
その最も代表的なものが「金(ゴールド)」でしょう。
何十年も前から買い続けている人もいれば、最近になって初めて買った人も、いずれにせよここ最近相当需要が高まっている事は事実であり、だからこそ最高値を更新し続けている今があります。
元々金本位制という、マネーが金との兌換性があった時から、無くなったニクソンショック(1971年)から来年でちょうど50年の節目の年。
「金(ゴールド)」と「マネー」の価値
現在、金1オンス=約$1800ですが、現在の価格とほぼ同じ2011年のピークまで2006年時には、$500、2000年には$300程度でした。
この20年で5~6倍になったという事ですが、
前述のFRBの総資産は、2000年頃0.7兆ドル → 2020年現在約7兆ドルと約10倍
単純比較はできませんが、金(ゴールド)というものが絶対的資産だと人々が思うのであれば、まだまだ安いのかもしれません。事実、多くの有識者層(御用学者ではありません笑)が金はまだ安い!と言っている事もご存じの通りです。
しかし!
あまり誰も言いませんが、懸念点が二つあると思っています。
1.現在のマネー総量が多くなり、リスクオフの動きが大きい=金への需要が多い現在、
今後、中央銀行制度が新しい通貨システムに移り変わった時に、その新通貨への信認が大きくなり、金(ゴールド)への逃避という需要が無くなった時には、暴落するのでは???
2.絶対的な金(ゴールド)という価値があり続け、安全な資産として人々の信認が大きくなればなるほど・・・
これは彼ら通貨発行権を持つ人々からすると、最も懸念すること。
しかし、その信認が大きくなり、多くの人々がその金を保有する事となっていった時・・・
貴方が通貨発行権を持つ彼らだったとすれば、何をしますか!?
金の個人取引を禁止し、個人が保有する金(ゴールド)を没収(格安で買取or財産税等をかける)することで、世界の新しい通貨システムへの信認を置くように強制的な行動を取るのではないかと懸念するべきではないでしょうか。アメリカの1930年代のニューディール政策時のような庭の土を掘ってまで国民が保有している金(ゴールド)を没収したように。。。」
勿論、彼らが政府がそんなことをするはずがない!と信じたい・・・。
ですが皆さんはそれを信じることが出来ますか?
そして「金の没収」は何故、出来たのか?
皆さん金(ゴールド)を購入する時、お名前、住所、連絡先を記入されていませんか?
200万円以上の取引で地金業者が税務署へ個人情報を届け出をしなければならない支払調書制度ももちろんありますが・・・。
地金の没収
これは2023年から2025年あたりではないかと見ていますが、皆さんはどう思われますか?
2025年が明け、私の個人的な妄想であったと願うばかりです(私も金ゴールドを少量ではありつつも保有しておりますので)。
次回、
「コロナ」に対する認識と、「マネー・税金」に対する認識の“共通項”
という事で論説していきたいと思います。
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