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第二章-4 日本の実体経済はボロボロ

◆日本の実体経済はボロボロ

経済を測る指標として様々なものがありますが、以下に絞って見ていきたいと思います。

「GDP」「インフレ率」「賃金」

まずは名目GDP(物価上昇を加味しない表面上のGDP推移)

 

名目GDPのアメリカ、中国比較
完全に日本だけが悪いことが顕著です。。。

 

物価は上がっているか?あら、増税した時だけですね・・・そして98年から2013年まで完全にデフレ
今はほぼ0。

諸外国と比較したら・・・あら、日本だけデフレを突っ走る~~~

さて、ここまで見てきて、デフレって悪い事なの?という単純な疑問が出てこられる方もいらっしゃると思います。デフレは物が安く買えるという事ですから、そのミクロで考えると確かに良いかもしれません。お得ですから。ユニクロ、激安スーパー、ファーストフード店等々この数十年(平成時代)で大きく活躍した企業店舗が多数あるかと思います。実際収益性を高めている企業も多くあると思います。しかしその実態は、その企業で働く人々は企業努力という名で賃金は向上せず、残業代も支払われずといったブラック企業が問題となったり、勝ち残っている企業はまだ良いですが、負けていった企業は多数ある中で、その経営者や従業員たちは・・・失業ですよね。。。こうして、資本主義社会の弱肉強食の世界は、弱いものは生き残れない世界でもあります。そしてこのデフレはこれが顕著に表れる=勝ち残れない者はさらに貧困化していく事が必然です。

その結果・・・

あれ、下がってる・・・

それも日本だけが・・・

おいおい、やばすぎでしょこの国・・・

 

この数十年、国民、企業は相当な努力をしてきたと思います。小泉政権時に、小泉首相が言った「痛みを伴った改革」が思い出されますが、家計も企業も、削れるところは削って贅肉を削ぎ落していった時代であったと思います。

しかし、これそもそも何故デフレになるのでしょうか?

これは単純、「需要」と「供給」のギャップで需要<供給 になっているデフレギャップが働いているからです。

※三橋貴明氏HPより

う~ん、供給が多いというのは、なんとなく分かる。物が世の中にあふれているから。では「需要」は何故減っているのでしょうか?

様々な理由がありますね、

・欲しいものが無い
・やりたい事が無い
・お金が無いから買いたいものがあっても買えない
・節約志向だから無駄なものは買わない
・お金はあっても景気が悪いから投資しない
・お金はあってもいつ何があるか分からないから使わない

これらがデフレマインドです。

まぁ、国民の半数近くが貯蓄ゼロという異常事態にその人々は、使いたくても使えない・・・これが大多数でしょう。国民の生活を考えると大きな問題。また欲しいものが無いという視点では、技術開発が足りない!新しい産業や革新的な物やサービスを生むことが重要。そして経済というマクロ視点では、お金があっても使わない人々のマインド、これが一番問題。

さて、ここから核心に迫っていきたいと思いますが、これらデフレマインドは、企業国民が主語です。企業国民がお金を使えない、使わないという事です。

この、企業国民の生活を豊かにする仕事をしている人、組織はなんでしょうか?

勿論政府、そしてこれら経済の需給コントロールをする役割を持っている中央銀行=日銀です。彼らはどんな政策を実行しているのでしょうか?

驚くなかれ、知らない方が幸せだったかもしれないという、あまりにも酷い内容です。→事項に続く