皆様、こんにちは。
本日は、コレクター垂涎の銀貨を二枚、ご紹介いたします。
フランス 1856年発行 ナポレオン3世(無冠)5フラン銀貨
人気 :★★★★
希少性 :★★★★
グレード :★★
ナポレオン・ボナパルトの甥にあたり、1815年のナポレオン失脚後、
国外亡命生活と武装蜂起失敗による獄中生活を送りましたが、1848年革命で王政が消えるとフランスへの帰国が叶い、同年の大統領選挙でフランス第二共和政の大統領に当選しました。
ルーブル美術館には、彼が使用していた居室が残されており、豪華絢爛な内装を見ることが出来ます。
かなり波乱万丈な人生を過ごし、賛否両論のある人物ではありますが、この銀貨に描かれているナポレオン3世は、無口であったと言われている彼の横顔を見事に描いております。
裏面には、入念に飾られた帝冠と中央にワシ、〈EMPIRE FRANCAIS〉(フランス帝国)の銘記がされています。
1853年~1859年まで、5フラン銀貨は発行されていました。こちらの1856年パリで鋳造された銀貨は、
発行枚数が当時は400万枚を超えていたものの、現在ではNGCでProofが僅か2枚、PCGSではMSが10枚と、鑑定されている枚数はかなり少なくなっております。
こちらは、NGCのケースに入っている2枚の内の1枚です。
コインの詳細は、こちらからご覧ください
イギリス 1910年発行 ジョージ5世 クラウン銀打ち試鋳貨
もう1枚は、前回のブログで、5ポンド金貨の最高鑑定をご紹介したジョージ5世の試鋳貨となります。
人気 :★★★
希少性 :★★★★★
グレード :★★★
1910年5月6日にエドワード7世が死去したことにともない、「ジョージ5世」として王位継承し、
翌1911年6月22日にウェストミンスター寺院で戴冠式を執り行いました。
ナポレオン3世ほどではありませんが、彼が国王になってから第一次世界大戦が開戦、
世界恐慌を経験するなど、波乱万丈な人生を送った国王でした。
威厳のあるジョージ5世の肖像と、動的なデザインが印象に残る「聖ジョージの龍退治」が描かれた銀貨です。
1910年 ジョージ5世 クラウン銀打ち試鋳貨には、いくつかの種類が確認されていますが、
今回ご紹介するコインの裏面には“年号”の記載があり、エッジはプレーンのタイプです。
レア度はR5とされ、5~10枚程度しか製造されていないとされる極めて希少性の高いコインです。
既に金貨をお持ちの方に、独特の味わいがある銀貨をお持ちいただきたく思い今回ご紹介させていただきました。
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