1688年11月15日、イングランド・トーベイに2万のオランダ軍を引き連れたウィリアム3世が到着しました。この頃すでにジェームズ2世に対する不満が軍内にも蔓延していた為、イングランド軍はオランダ軍と戦おうとはしませんでした。これは名誉革命(戦闘が起きなかったため、無血革命とも)呼ばれ、翌1689年2月にウィリアム3世と妻メアリー2世が国王に即位しました。
夫婦2人が刻印されているコインは少ない為、
希少性だけではなくデザイン的にも人気の高いウィリアム&メアリー。
下記にて1枚ずつご紹介します。
◆1691年
◆1691年 Elephant & Castle
◆1692年 QVARTO
◆1692年 QVINTO
◆1692年 Elephant & Castle
◆1693年
◆1693年 Elephant & Castle
◆1694年
◆1694年 Elephant & Castle
*1694年Elephant & Castleだけコインがイメージが見つかりません!失礼いたしました。
◆最新鑑定枚数(Population Guide)
徹底解説
表面:ウィリアムとメアリーの並んだ右向き肖像
〈GVLIELMVS・ET・MARIA・DEI・GRATIA〉の銘記
(神の庇護を受けしウィリアムとメアリー)
裏面:王冠を頂く4つの紋章と、ナッサウ家の紋章のライオンが描かれた盾
〈MAG・BR・FR・ET・HIB・REX・ET・REGINA・1692〉の銘記
(グレート・ブリテン、フランス、アイルランドの国王)
QVINTOは4(種類目)、QVARTOは5(種類目)を意味し、コインのエッジにその文字が彫ってあります。
尚希少過ぎて現在ご案内は出来ませんが、
ウィリアム3世がトーベイに上陸した事を記念した金メダルも過去取扱いがあります。
(詳細はこちら)
現在ウィリアム&メアリーは
1692年 “QVARTO” MS62(PCGS)
1691年 ”Elephant & Castle“ XF Details(NGC)
の2枚をご用意しています!
(サイト非公開の為、ご興味のあるお客様はお問い合わせ下さいませ)