私がここ最近思う事があります。それは古き良き“もの”という価値です。
コインは、それぞれの国家・・・
アンティークコインというものは、2600年前から(サラッといつも言いますが日本の歴史から考えるととんでもない昔の歴史)存在し、20万種類、国家、覇権と共にコインは現在まで至ります。そして、それらコインは、それぞれの国家・・・例えばアレキサンダー帝国、ローマ帝国、ハプスブルグ帝国、大英帝国という大国家の歴史を知る事になり、それも教科書で教えられる表っ面の事象だけではなく、マネーの歴史=本当の歴史を辿る事となります。また、それら国家資産とも言える博物館級のコインは、貴族の家系を辿り、大事に保管されていたものになればなるほど、その価値を見出します(=高額)。
ワインの世界は本当に奥深く、そしてこの“古きよきもの”
一方、最近、学生の頃から好きだったこともありワインについて徹底的に調べ、毎日のように飲んでいます。こういう事を言うと、贅沢をしている・・・と言われそうですが、ワインの世界は本当に奥深く、そしてこの“古きよきもの”という概念が非常にリンクします。ワインの歴史はここでは語りませんが(非常に面白く、ほとんどの方々が捉えているワインの知識、歴史と実態は異なります=本質は違うところにあります)、一つだけ言えるのは、大事に保管をされていたか、誰から誰の手に渡って行ったのか?どのくらい愛情を注ぎこまれていたのか?で全く同じものでも全く味が異なります。まるで人間のようです。そしてそれは愛情を注ぎこめば30年、50年、100年と熟成され、それは神の域に達します(本当に神に捧げていたものもあります)。

ここ最近始めた…
また、ここ最近始めたお茶の世界。約400年前の戦国時代から続くその日本の古き良き伝統は、元々武将達が刀を置き、茶室で密会をするといういわば社交界。そして、その作法は精神世界とも言うべき一線画した世界になります。作法という人の動き、意味、それらが400年前の豊臣秀吉や千利休と全く同じ動きをするという何か神々しい世界です。
