8/16(アメリカ現地時間8/15)
世界最大規模のHeritage Auctionが開催されました。毎年3回このPlutinum nightとして、世界の厳選コイン、希少性とグレードの高いコインが出品され、世界中のディーラー、そしてコレクター達がこの真夏のオークションに参加します。今回は9,871人が参加されたという発表がありました。
Best3の結果だけになりますがお届けいたします。
アメリカコイン
世界最大規模のアメリカコイン(※アメリカコインは2000年代は値上がりしていましたが、この10年は特に1000万円以下のコインはなかなか値上がりしていません)
ウォール街を中心に金融で富を蓄えたユダヤ系の人々達が自国への愛国心と共に家族の資産を守るツールの一つとして「文化」となっているこのアンティークコイン
1776年建国という若い国ながら、150万人の資産家・知識層のコレクターに支えられた(日本は数万人)マーケット
落札高額実績 No1 (アメリカコイン)
※2019年8月のオークションのみ


$576,000(税抜)
この年に作られた、同銘柄3枚のみ いわゆる試鋳貨です。
※この年イギリスではビクトリア女王が18歳で即位。大英帝国の絶頂期
落札高額実績 No2 (アメリカコイン)


$480,000(税抜)
6枚のみの発行(現存確認)されており、うち5枚は博物館等に貯蔵されている為、市場で唯一取引が出来る1枚である。
※日本にペリーが来航する10年前、イギリスが中国との第一次アヘン戦争に勝利し、香港を手に入れた頃
落札高額実績 No3 (アメリカコイン)


$432,000(税抜)
542枚が流通されることなくコインディーラーに渡っていった幻この金貨
69が最高鑑定1枚ありますが、オークションで出品されるのが初めてのグレード68!
※この6年後に国際金融資本家はアメリカでFRB(中央銀行)を創設させアメリカを乗っ取る。イギリスはエドワード7世の時代だが既に弱体化
総額$32,521,146=約35億円相当が落札された
他ヨーロッパコイン
落札高額実績 No1


カナダ 1911年 1$銀貨
カナダの皇帝と言われる銀貨で2枚鋳造されたうちの1枚
$552,000
落札高額実績 No2
カナダ 1936年 1ドットセント ※カナダの珍品コイン


$312,000
落札高額実績 No3
カナダ 1921年 50セント 最高鑑定3枚のうちの1枚
※2010年に$218,500で落札されています


$240,000
ということで、他ヨーロッパは「カナダ」のみ(※ヨーロッパではないですが)となりました。クックコレクションとして、激レアなコインが出品されていた為に、このような実績となりました。
総額$11,041,293=約12億円相当が落札された
やはり、コインの価格(高額)を決める最重要要素は「希少性」です。
しかし、価格の向上性を考えると、人気=需要が大きい=1国の人々の需要ではなく世界的な需要=グローバル需要
✓グローバル需要のコインとは何でしょうか?
✓そして今お得なコインとは?
✓これらの価格変遷とは?