素晴らしきアンティークコインの表と裏の世界、そして年末のご挨拶

本日12月31日、平成最後の年2018年の最終日は、素晴らしいアンティークコインに囲まれて締めたいと思います。

8時間勉強会や、セミナー、ブログ、メルマガ等で情報を発信しておりますが、アンティークコインは我々人類の宝です。そして経済の血ともいうマネー=我々人間の血そのものだと感じます。
そして、これらはその生々しい人類の歴史の中にあって、その中で選ばれし者たちが大事に数百年間保管をし、繋いできた家系の絆でもあります。
しかし、その絆や国家といったものは永遠に続くものでは無く、時代時代でその姿形を変えていかなければなりません。例えばユダヤ人(イスラエル人)たちはユダヤ教という宗教を信仰していても、キリスト教から、そして国家、他民族から弾劾迫害などによって、表向きはキリスト教、裏ではユダヤ教というように。

本日は、今年最後のブログとして、8時間勉強会に最後まで参加頂いた方にご覧頂いている世界のコイン厳選集を見ながら2600年間の歴史と共に辿っていきたいと思います。

約2600年前の現トルコ、リディア王国から人類のお金の起源は始まり、それは国家権力の強さを物語るものでした。
そして、それは「金」と「銀」という古代エジプト文明の中における希少な鉱物を加工し、大きさ、重量、形状を統一したものでした。そこからヨーロッパの歴史の中で地中海を中心とする周辺諸国の「ギリシャ」「イオニア(ギリシャの植民都市)」「エジプト」「ローマ帝国」「カルタゴ」といった都市、国家がそのコイン(マネー)の発展と共に覇権争いが続いていきます。銀貨は、国民の流通貨幣として、そして金貨は軍隊などの戦費や贈呈用とした貴重品として扱われていました。
今現在では、地中海沿岸は観光地として美しき景観を誇っていますが、

下記のような歴史映画や舞台などにも多数世界中で取り上げられており、その中でこれら古代コイン達は、歴史の「史実」と「神話」の境目であるとも捉えられます。

「需要」が世界・・・なので、資産として捉えた場合にも、非常に安定性があり、また1000万円以上のコインがごろごろ・・・。間違いなく中期的に見て注目のカテゴリーであると見ています。しかし・・・歴史とコインの知識を必要とするある意味中級者向けだと思います。

時代は中世以降へ

現ドイツを中心とした、神聖ローマ帝国を中心としながら、各国の王家との婚姻関係を積極的に行っていき、スペインやオーストリア、ヨーロッパのほとんどと、新大陸アメリカ、遠くアジアのフィリピンまで支配下においた「太陽の沈まぬ帝国」=ハプスブルグ帝国と呼ばれた一家を中心としたコイン達です。
元々カトリックを信仰していた一家なので、猛烈極悪非道な虐殺を繰り返し、宗教戦争が勃発しすぎて何度も国家はデフォルト(債務不履行)になったというお墨付きまでもらっている一家でもありました。※今日はこのくらいでとどめておきます(笑)
今現在では、世界的な名誉である「ガーター勲章」に並ぶ「金羊毛勲章」※平成天皇も授与されている の基となったハプスブルグ家、そしてオーストリア、ハンガリーで今も絶大な人気を誇る「エリザベート」美しき美貌と共に、ウィーンを中心とした、美術、音楽、その高貴且つ気品に溢れる文化、街並み、人々には今も多くの人々が憧れる場所の一つではないでしょうか。


サルバトーレ・ムンディとウィーンの都市を描いた美しき金メダル(コイン)

そして、コインの中でそして世界史の中で最も重要なイギリス

ヨーロッパ各国が絶対王政や、カトリックを中心とした国民に対して抑圧的な社会構造の中、王と議会の共和制を早くから取り入れたイギリス(イングランド)。しかしながら、その国王の威厳と強き制度によって、各素晴らしいコイン達が歴代の国王と共に残っている。そして抑圧的な社会からの解放を求める啓蒙主義からフリーメイソン秘密結社が大きな社会現象となっていきながら、そこに集う有知識者層達によって国家は確実に強きイギリスとなっていく。
金融革命ともなる”1694年のイングランド中央銀行”をオランダから来たウィリアム3世、メアリー夫人が承認し、ユダヤ人と共に金融経済(シティ)を作り上げていく。そして帝国主義へ・・・。(※相当非人道的な事をやっていますがここでは割愛します)産業革命と共に、台頭するロスチャイルド。お金に首が回らない歴代の国王(議会)達は、資本家達に頼らざるを得なく、表の国王、裏の資本家(ロスチャイルドたち)という表と裏の構造が出来上がっていく。そうした中で、各国王達は権威、権力の表現の一つとして、これらコインを最高のデザイナーに最高の出来栄えで作らせていく。それが大英帝国の国王即位記念金貨シリーズと言われる5ポンド金貨(ウナとライオン含む)達になる。それは産業革命後の鏡面加工を施した素晴らしい美しさを誇る為、芸術品としての価値を見出されるように、近年価格高騰を続けている。
そして、忘れてはいけない”銀貨” 世界のコレクターの半分以上は銀貨コレクターと言われています。実際世界最高額のコインはアメリカの1794年の1$銀貨ですし。
そして、メダル。メダルは種類が物凄い数がありますが、記念として作られている公的に近い形で作られているものは、発行枚数も少なく、そして芸術品としての出来栄えが素晴らしく美しい!

その他、各国ヨーロッパのコイン達・・・

歴史上もっとも重要な出来事の一つ、1648年のウェストファリア条約です。
前述の宗教戦争で異教徒は全て、殺せ、奪え、犯せ、奴隷にしろ! → 異教徒は殺さなくて良い
と、現在では当たり前の事ですが、人類史上最も重要な平和条約の一つがこのウェストファリア条約であると言えると思います。その記念として発行されているメダルたち・・・そしてそこから生まれた自由都市のニュルンベルグ等々のドイツの都市で発行された金銀貨。抑圧からの解放として生まれた啓蒙主義からフリーメイソンが爆発的に増え、ローマ教皇も慌てて禁止令を何度も出していく・・・。そんな人間模様が色濃く見える時代がこの17-18世紀頃のドイツ他ヨーロッパ諸国の金貨銀貨メダルたち。

我々日本人は、どちらかと言うとナポレオン・ボナパルトなどの歴史的特に軍人の偉人を崇める傾向にあると思いますが、その裏にある人類史、マネー史を見据えた上で、、、
そして素晴らしき人類が、美しい地球上で得てきた知恵を、家系の中で子、孫に継承していければと思います。

知恵資産を継承するアンティークコイン

今年一年、ご覧いただきまして、またセミナー、勉強会、ご来場いただいたお客様、売買頂いたお客様、大変ありがとうございました。2018年 日本は本当に大変な年であったと理解していますが、来年2019年はより一層このアンティークコインを軸にしながら「真実」を伝えていきたいと思います。

(株)ユニバーサルコインズ 代表取締役 西村直樹