◆ワーテルローの戦いで逆売りを仕掛け莫大な富を得るネイサン・ロスチャイルド
1789年フランスは市民革命が起き、数百年続いたブルボン王朝が滅びることになります。フランスの王朝は、御存知のようにルイ〇〇世による絶対王政=王が絶対の存在というまさに権力が王に集中していた時代であった。その絶対的な権力を駆使して王室は浪費を繰り返しデフォルト(債務不履行)=“もうお金返せませ~ん”と何度も金貸し達を裏切ってきた。しかしその経過で出来たベルサイユ宮殿等の豪勢な建築物は今も観光名所として世界中の人々を集めている=利益を生んでいるという皮肉な状況でもある。さて、いずれにせよ浪費の王室、国家、しかし市民は増税に貧困生活という抑圧的な体制に異論を唱えたのが、フランス市民革命。そして前述の通り市民革命の裏にはフリーメイソンの影が、勿論このフランス市民革命にはフリーメイソンが大きな存在となっていた。事実革命後の人権宣言を起草したラ・ファイエットはフランスよりも少し早く独立をしたアメリカで、フリーメイソンに入会している。それを指南したのがベンジャミンフランクリン、アメリカでもっとも有名なフリーメイソンの一人であろう。
さて、そんなフランス市民革命後は、ドタバタ騒ぎが続いたが、そこに現れたのが世界中で最も著名な存在でもあるナポレオン・ボナパルト。
1800年に入ると、数十年で隣国のスペイン、イタリア、神聖ローマ帝国他を圧倒していった。
連戦連勝を重ねたナポレオンの功績はご存知だと思いますので割愛しますが、1814年にはライプツィヒの戦いに敗北したナポレオンはエルバ島に追放されてしまう。1815年にエルバ島を脱出したナポレオンは、再度帝位につきフランス軍を率いる。そして最後に戦ったのがワーテルローの戦い(フランスvsイギリス・オランダ・プロイセン)で敗れることとなった100日間の帝位復活=百日天下であった。
これら戦争には、勿論お金がかかる。戦争には平均でも国家予算の7割とも言われる。これだけの費用をどのように捻出するか?
金本位制の時代であるから、今の時代のように無から生み出すことは出来ない。皇帝・王・政府は金貸しから貸してもらうしかない。
そして1815年、この時代にヨーロッパを金で支配していたのは間違いなくロスチャイルド家であった。特に前述のロンドン家のネイサンであった。
ネイサンはイギリス国家に金を貸す=ネイサンは国債を保有する という事になる。
国債の仕組みいまいち、という人は別称をご覧頂ければと思いますが、国債というのは国にお金を貸した借用証書である事と同時に、金融商品の一つでもある。だから金利を生むことと同時に、この借用証書は売り買いされる。国債の信用が高いと安く購入できる、しかし金利は安い=リターンは低い。逆に信用が低いと安く購入出来、その代わり金利は高くなる=リターンが大きい。
さて、イギリス国家(王室・政府)に金を貸していたネイサンは、大量のイギリス国債を保有していた。そして起きたワーテルローの戦い。
勢力が弱まったとはいえ、ここでイギリス連合軍がナポレオンに負けることとなれば、ドーバー海峡を隔ててイギリス本島にも進行してくるかもしれないという重要な位置づけとなる戦いである。
よって、この戦いはマネーの観点から言い換えると、ネイサンロスチャイルド対ナポレオンであったとも言われる。
そして、この戦いでネイサンは莫大な富を得ることになります。
ワーテルローの戦いは結果的に連合軍の勝利に終わり、ナポレオンはセントヘレナ島に島流しされることとなりますが・・・。
この戦局で、ネイサン達、イギリス国債を保有している人々は勿論注目をしていた。
そして、この当時勿論、携帯も電気も無い時代。この戦局で「勝利」「敗北」の情報を真っ先に入手することが重要であったこの情報をいち早く入手することが出来たのがロスチャイルドであった。馬や伝書鳩を使ったと言われているが、どちらにしてもイギリスが勝つ!ナポレオンが負けると分かったネイサンは、イギリス国債を購入する!わけではなくその逆、売りまくったのである=ネイサンの逆売り。そのネイサンの行動を見たシティの人々は、ネイサンが国債を売り始めた、これはイギリスが負ける!国債が紙切れになってしまう!とつられて国債を売りに出した。=国債の暴落である。
その暴落した国債を、ネイサンは(実際には代理人を立てて)買い漁った。そして結果は・・・。
ナポレオンに勝利したイギリスの国債は、価格が戻った・・・。
この一件で、ネイサンは莫大な富を得ることとなったことは誰もが予想出来る事でしょう。実際には、この当時のロスチャイルドを含む資産家の資産は政府や国家に開示する必要が無かった為、そしてロスチャイルド一家は家族の事を口外しないという掟があった為、どのくらいの規模感であったのか、数値で表現することは困難である。しかし一説には、この当時イギリス国債の6割がネイサンであり、この逆売りで資産が2500倍になったとも、そして18世紀のヨーロッパの半分の資産は彼ら一家のものであったとも言われている。
数値的真相は定かではありませんが、間違いなくこの時代にロスチャイルドはイギリスの、ヨーロッパ諸国の裏にいる金貸しとしての権力をもっていたことは事実でしょう。これをまだ時々陰謀論だという話もでますが、様々な情報を入手しながら、その真実と嘘をきちんと取捨選択し、理解していければと思いますね。
ちなみに、初めてこの話を聞いた方はなんだか怪しい話と思われるかもしれませんが、金融界、世界的にこのロスチャイルド家については常識中の常識。まぁ日本ではフリーメイソンまでも大手メディアでは伝えない情報規制というか低レベルな情報ですから、ロスチャイルドも含めて、お笑い番組の“信じるか信じないかは貴方次第!”的に伝えるのが精いっぱいというところなのでしょう。。。
御存知だと思いますが、日本の報道自由度はこんな感じ・・・2019年は67位
なのに、メディアを信じているという自殺行為って・・・、これが世界から日本国民は井の中の蛙とか、馬鹿な国民だと言われる要因の一つですよね・・・。
メディアを操作されていると、薄々気づいていても目をそらし続けている。。。なかなか洗脳から脱却できないのも無理ないですが・・・。