皆さま、こんにちは。
7月1日に開催された「第46回 日本コインオークション」は、ご覧になりましたでしょうか?
素晴らしい出品ばかりでしたが、中でも興味深かったのが「ウナとライオン」のヴァリエーションでした!
ご覧になられた方は、もちろんご存知だとは思いますが。。。
まずは、一番有名な5ポンド金貨。
イギリス ヴィクトリア(1837-1901) 5ポンド金貨 試鋳貨 MDCCCXXXIX (1839)
ウナとライオン エッヂ:プレインエッヂ Spink3851 Fr386 KM742
珍品 PCGS PR62DCAM
こちらですが、手数料込みで約3,500万円で、落札されました。
弊社でも、入手可能ですので、ご希望の方はこちらからお問い合わせください。
次に5ポンド銀打貨 試鋳貨です。弊社でも最近、取り扱いをいたしましたが、すぐにお客様のもとへ旅立っていきました。
イギリス ヴィクトリア(1837-1901) 5ポンド銀打貨 試鋳貨 MDCCCXXXIX (1839)
ウナとライオン エッジ:プレインエッヂ Bull(ESC)2632 L&S19A Murdoch546
NGC PF63
こちらですが、手数料込みで約2,350万円で落札されています。
ウナとライオンの銀打ですが、金貨とはまた違った味わいがございます。
次に5ポンド銅打貨 試鋳貨です。
イギリス ヴィクトリア(1837-1901) 5ポンド銅打貨 試鋳貨 MDCCCXXXIX (1839)
ウナとライオン エッヂ:陰刻レターエッヂ
Bull(ESC)2635var. L&S22var. NGC PF64 BN
銅打貨は、私も初めてみましたが銀打貨よりも少なく、僅か2種類のタイプしかないようです。
(5ポンド金貨は、Spink2018年版カタログによりますと、8種類のヴァリエーション、銀貨は7種類の存在が分かっております。)
なんと、こちら銅貨ながらも約880万円で落札されております!!!
そして、最後はホワイトメタル打貨 試鋳貨です。ホワイトメタルまであるんですね。
イギリス ヴィクトリア(1837-1901) 5ポンドホワイトメタル打貨 試鋳貨
MDCCCXXXIX (1839) ウナとライオン エッヂ:プレインエッヂ
Bull(ESC)2643 L&S31var NGC PF63 ULTRA CAMEO
この試鋳貨は、3タイプあるようです。こちらは、なんと約890万円で落札されました(手数料込み)。
銀貨、銅貨、ホワイトメタル貨とすべて試鋳貨にも関わらず、こうして一度のオークションで見ることが
できたことは、本当に奇跡に近いのではないかと思います。
5ポンド金貨を入手するのが難しいのはもちろんですが、各試鋳貨も本来は造幣局で管理されているべきもので、
市場に出ていることが奇跡です。今回のオークションで、手に入れられた方が本当に羨ましいです!
今月末の7月28日(土)、29日(日)に第12回ユニバーサルコインフェアを開催予定です。
ウナとライオンの試鋳貨に匹敵するような、希少性の高いコインを取り揃えて皆様のご来場をお待ちしております。
こちらからお申込みいただけます。
皆様のお越しを一同心より、お待ち申し上げております。