<約2600年前 クロイソス王が国民を信用させた世界初の金貨>
※世界史の窓より
現在のトルコ西部リディア王国にて、世界初の金貨が鋳造されます。
そして、その時代の最大の大きさの金貨がこちら
左側に描かれているのがライオン=強さの象徴 ※その後の歴代の国家や貴族家系の紋章に使われています
右側に描かれているのが牛=富の象徴
ご存知の通りで、それまでは金(キン)という鉱物の重さでモノやサービスを購入していましたが、こんな秤でそのお金としての金(キン)を扱っていたわけなのでそりゃ大変。買うにしても売るにしてもなかなかスムーズに取引が出来ない。ということで物々交換でいいや~ってなっていたような気もします。
そこで、当時のリディア王国のクロイソス王は考えます。
金を固めて、物体にしてしまえば小さくて簡単、重量を統一し、デザインを統一し、国の中で使うお金としてのツールにしてしまえば、もっとモノやサービスの取引は簡単になる!と考えます。
それに・・・
リディア王国は金(キン)が大量に取れていた地域、且つ金を固めて貨幣にする際に、固める為に不純物を混ぜますが、その不純物を多く含ませてしまえば、その分大きな収益になる!と考えた訳です。
※世界初の金貨から、金の含有量を落とすことで稼ぐという人間の欲求は今に至るまで変わっていないという事が理解できます・・・
さて、ここからちょっと話は脱線します
このリディア王国で世界最古の金貨が鋳造された紀元前600年頃、すぐ近くの現在のイスラエル、地図上でいくと新バビロニアという王国が存在しています。この国は、前625年~アッシリア帝国を滅ぼし、ネブカドネザル王が前586年、エルサレムのユダ王国を滅ぼし、ユダヤ人をバビロンに連行(バビロン捕囚)し、前538年、アケメネス朝ペルシアに滅ぼされます。※ウィキペディアより抜粋
この辺のカタカナが続くと、拒否反応を起こす我々日本人がいますが、少しだけ我慢してお付き合いください、ここから日本との関係が出てきます!
元々イスラエル王国は紀元前700年頃に北イスラエル王国が滅亡、そしてこの紀元前586年にユダ王国が滅ぼされた時に、イスラエル人の12支族のうち、10支属が行方不明になったとされています。※このバビロン捕囚の時に生まれたのがユダヤ教 そしてその10支族が離散し東に生きる道、土地を目指して大移動をします。※日本とユダヤのハーモニーより
そして、日本に辿り着いた士族が住み着いていく。青森には戸来(ヘブライ)村があり、相撲は元々イスラエル人達の神事であり、現在の国家はヘブライ語で全て訳せたり、そしてこの渡ってきたイスラエル人達が天皇となっていった・・・と言われている史実があります。
※信じるか信じないかは貴方次第
日本のルーツであるかもしれない、このイスラエル、そしてそのすぐ近くで出来た人類初のリディア金貨のお話でした。
こうしてみると、このリディア金貨に、そして遠い地中海周辺で起きていた日本では縄文から弥生時代の事ですが、すごく親近感を覚えると共に、歴史史実の面白さを感じます。
では、その他の国々はどうなっていたのか!?ここからまだまだ追っていきたいと思います!
ちなみに、世界最古のお金は中国である!
と、中国人は言います、中国人らしいですね(笑)
今から3000年から3600年前の中国殷の時代、タカラガイがお金として使われていました。
確かに、お金の起源はタカラガイです。
鉱物を加工して貨幣とした世界最古のコインはリディア金貨ということになりますね。